一般社団法人 熊本県計量協会

第18回全国計量士大会が開催されました


 令和2年2月28日(金)、東京都港区「ホテル インターコンチネンタル東京ベイ」において、第18回全国計量士大会が開催されました。「新しい計量制度への取り組みの状況と課題U」をメインテーマに、2名の計量士が計量管理と自動はかりの制度改正への対応について発表され、意見交換が行われました。

・発表1「(食料品)適正計量管理事業所の計量管理と自動はかり対応の課題」
  千葉県計量協会 廣田 怜 計量士  

 千葉県計量協会の廣田計量士から、所属されているヤマサ醤油株式会社の計量管理についての発表がありました。 ヤマサ醤油株式会社の組織や計量器等の計量管理の概要の後、日常的に実際どのように計量器や計装設備の管理をしているか、また、量目及び品質の検査はどのように実施しているか等、適正計量管理事業所としての実情について紹介がありました。
 また、これまでの自動はかりの管理方法と、それが計量法政省令改正によってどのように変わるか、実際にどのように対応したか、今後の課題や懸念点といった、自動はかりを使用している企業目線での貴重な意見の発表がありました。


・発表2「自動はかりの制度改正と計量管理の今後の課題」
  神奈川県計量士会 奥村 元 計量士

 神奈川県計量士会の奥村計量士から、自動はかりの制度改正と計量管理の今後の課題について発表がありました。  まず、自動はかりが製造工場のラインにおいてどのような役割を果たしているか、どのような使い分けをされているかを説明され、自動補足式はかりとホッパースケールの検定と計量管理について、使用する器具や現場管理の実情を交えて紹介がありました。
 そして、制度改正のスケジュールについて触れられ、自動はかりを使用する企業が今後どのような対策をとるべきか、また、計量士として制度改正の内容を理解してどのような日常管理を行うべきか、具体的な事例の紹介がありました。


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